オンバーンGX+チルタリスのデッキレシピを解説
デッキ概要
今回は最新弾のチルタリスと、再び注目を集めているオンバーンGXのデッキレシピを紹介する。
オンバーンGXのディストーションとラウドソニック、2種類のロックを使い分けながら戦っていき、中盤、後半にかけてチルタリスで打点強化、さらなる突破力で相手を翻弄していく。
必要予算
大まかな必要予算 15620円
汎用カードを含めて少々高いカードが多い。
デッキビルドBOX等に収録されているものも多いので、探してみよう。
デッキの回し方
先攻ならアズサ盤面を整え、後攻ならミツルで即グッズロックを狙っていく。
最近は1ターンでももたつくと手遅れになるようなデッキが多い。できることなら多少無理してでもグッズロックをかけにいこう。
相手の手を遅めながら準備するのは2体目のオンバーンGXとチルタリス。チルタリス1体+こだわりハチマキのディストーションで(20+30+50=)100ダメージ。
丁度GXタネポケモンを2ターンで倒すことができるダメージが出る。
これ以下だと3ターンかかってしまうので、このダメージラインを意識しながら出すポケモンを考えていこう。
また、進化ポケモンがメインなので、進化前のオンバット、チルットをあらかじめ場に出しておかなければ次ターン以降にしかアタッカーを用意することができない。
どうしても猶予がないときはワタル◇を使って即座にオンバーンGXを出したり、チルタリスを並べたりして相手の意表を突こう。
できればディストーションでのグッズロックをしていきたいが、相手が特殊エネルギーに大きく依存していると考えられるデッキ(よるのこうしん、ゾロアークGX等)にはラウドソニックで特殊エネルギーをロックしていきたい。
ラウドソニックを撃つためには少なくとも2ターンかかるので、もうすでに付いてしまっている特殊エネルギーは改造ハンマーではがしていこう。相手によってはそれだけで勝つことも可能だ。
ばくおんぱGXは強力だが、グッズロック、特殊エネルギーロックができないので最後の最後にしか使わない場合が多い。
このデッキは超エネルギーが1枚入っているので、カプ・テテフGXのカプキュアーGXも使うことができる。万が一のために頭に置いておこう。
採用カード紹介
オンバーンGX
■ディスとレーション 50
次の相手の番、相手は手札からグッズを出して使えない。
■ラウドソニック 120
次の相手の番、相手の手札から特殊エネルギーを出してつけられない。
■ばくおんぱGX
相手ポケモン全員に、それぞれ50ダメージ。
- このデッキのメインアタッカーであり、強力な2種類のロックワザを持っている。
- 2つとも環境に非常によく刺さっており、最新弾の度に微妙に強化されていっているポケモンでもある。逃げエネルギーが0なのも使いやすく、弱いことは全く書いていないが、オンバットにダブルドラゴンエネルギーを付けることができない点だけは注意したい。
- 場合によってはプラターヌ博士、N、シロナなどのドローサポートを使わず、1ターン待ってオンバーンGXに進化するなど、臨機応変にプレイしていこう。
チルタリス
■たたかいのうた
このポケモンがいるかぎり、自分のドラゴンポケモンが使うワザの、相手のバトルポケモンへのダメージは「+20」される。
■つきさす 20
- このデッキの優秀な打点補助。
- ベンチにいるだけでドラゴンタイプのダメージを20上げ、さらに複数体出すことでさらにダメージを上げていく。
- オンバーンGXとの組み合わせについてはこれまではダストダスやカラマネロ、ドータクン、ゾロアークGX等があったが、どれもオンバーンGXの直接的な補助にはなっておらず、またオンバーンGX1本では勝ちきれない場合が多かった。ここでチルタリスを採用することで、ロックをかけながら相手のポケモンを倒していくという最も強い動きができるようになった。
ワタル◇
このカードは、前の相手の番に、自分のポケモンがきぜつしていなければ使えない。
自分の山札にあるドラゴンポケモンを2枚まで、ベンチに出す。
そして山札を切る。
- プリズムスターの中でも破格の効果を持つカード。
- 前の相手の番に自分のポケモンがきぜつしていなければ使えないという制約はあるものの、タネ、進化を問わずドラゴンポケモンを場に出すことができる。
- オンバットを前のターンに出しておかなければオンバーンGXを場に出すことができず、ダブルドラゴンエネルギーを抱える必要もないという、このデッキのかゆいところに手が届く、非常に使い勝手のいいカードになっている。
最後に
このデッキの弱点は必要カードの多さだ。
エネくじやセンパイとコウハイ、ミツル、ミステリートレジャー等でごまかしてはいるものの、どうしてもオンバット、オンバーンGX、ダブルドラゴンエネルギーが手札にそろわない場合がある。
その時にいかに相手からの攻撃を耐えつつ、終盤にNを使って相手の動きを止めながら巻き返していけるかという試合運びになってくる。
そういった試合をいかに勝ち切れるか、プレイヤーの腕が試される。