現在高騰中のマッシブーンGXについて解説
現在大高騰中のマッシブーンGX。その理由を詳しく解説していく。
発売当初は強くはあったが、派手さのないワザであまり注目をされておらず、買い取りも300円から500円程度と、そこそこの範囲で収まっていた。
しかい今やRRでも買い取りが800円から1200円とかなりの高騰をしている。
高騰原因
その理由の最初の一因はゾロアークGXの爆発的な流行だろう。
一見、弱点を付けるだけで、相手からは210ダメージを出されてしまうのでエネルギーが追い付かないように見えるが、勝負はゾロアークGXに進化される前、ゾロアの段階からだ。
マッシブーンのジェットパンチで1エネで相手のゾロアを倒しつつ、ベンチのポケモンに30ダメージを乗せることができるが、ここに「広角レンズ」(エメラルドブレイク)を付けることにより、相手のベンチポケモンへのダメージの弱点、抵抗力を計算するようになる。
これによって、バトル場のゾロア、ベンチのゾロア2体を同時に倒すことができることがわかった。
これが広く広まったのは昨年11/26のチャンピオンズリーグ池袋だ。
この大会ではマッシブーンGXとダストダスのデッキが優勝しているが、広角レンズが2枚も入っている。
当時ほぼゾロアークGXピンポイントだったためあまり注目されていなかったのだが、これによってマッシブーンGXがゾロアークGXに有利を取れることがわかった。
そこで若干の値上がりを見せたが、広角レンズが広まるにつれ、ゾロアークGXが「バリヤード」(赤い閃光等)を採用するようになり、広角レンズとマッシブーンGXだけではゾロアークGXに勝つことができなくなった。
打倒ゾロアークGX
そこで登場したのが「ビーストリング」(ウルトラフォース)、GXではない「マッシブーン」(ウルトラフォース)、「ビーストエネルギー」(ウルトラフォース、)「ディアンシー◇」(禁断の光)だ。
これらのカードはマッシブーンGXのデッキを広角レンズを入れなくてもゾロアークGXに勝てるまでに強化した。
それらのカードが入ったマッシブーンデッキが暴れまわった結果が、先週3/21に行われたチャンピオンズリーグ名古屋だ。
なんとマスターリーグのベスト16の内、7つがマッシブーンGXとルガルガンGX(ブラッディアイ)のデッキであり、ベスト4にいたってはすべてがマッシブーンGXとルガルガンGXのデッキで埋め尽くされている。
タネポケモン主体であり、もともとの「ストロングエネルギー」、「コルニ」(共にライジングフィスト等)闘タイプの優秀なサポートカードと合わさって安定した動きで場を圧倒するデッキになっている。
草弱点のルガルガンGXと組み合わせることにより弱点を分散し、超タイプでマッシブーンだけに強いデッキでは勝てないようになっている。
新たに注目されたルカリオGX
ここまででマッシブーンGXの高騰と強さについて書いているが、この大会でもう一つ注目を集めたポケモンがいる。
それはシニアリーグで準優勝を果たしたルカリオGXだ。
いままではファンデッキとしては一定の強さを見せながらも環境に食い込むことができなかったが、現在のマッシブーンGXの流行とディアンシー◇の登場によって一気に追い風が吹いている。
弱点を突くことができるゾロアークGXに強いのはもちろん、進化したターンにこだわりハチマキ、ストロングエネルギー、ディアンシー◇、はどうげきを使うことで、
30+20+20+120=190と、ストロングエネルギー1枚でマッシブーンGXを倒すほどの火力を出すことができる。
今後はマッシブーンGXはもちろん、ルカリオGXの情報にも気にかけていきたい。