SMレギュレーションの環境デッキを考察

9/1から、現行のスタンダードレギュレーションが更新され、現在のSMレギュレーションになる。

それに関して、まだ発表されてないパックもあるが、現段階でのSMレギュレーションの環境を考察していく。

まずは主要なデッキについて挙げてみよう。

環境デッキ一覧

※デッキレシピは随時追加

水タイプ

  • グレイシアGX+ゲッコウガGX
  • ラプラスGX+ボルケニオン◇

草タイプ

  • ジュカインGX
  • グソクムシャGX+ゾロアークGX
  • カプ・ブルルGX+クワガノン

炎タイプ

  • マグカルゴGX
  • ホウオウGX
  • ズガドーンGX+アーゴヨン

雷タイプ

  • ゼラオラGX

闘タイプ

  • マッシブーンGX+ルガルガンGX
  • ルガルガンGX
  • ジガルデGX
  • ナゲツケサル

悪タイプ

  • ゾロアークGX
  • マニューラ

鋼タイプ

  • ネクロズマたそがれのたてがみGX+ジバコイル
  • メタグロスGX
  • ソルガレオGX

フェアリータイプ

  • サーナイトGX
  • ニンフィアGX

ドラゴンタイプ

  • ウルトラネクロズマGX+カラマネロ
  • レックウザGX

多色

  • ウルトラビースト(アーゴヨンGX+ツンデツンデGX+ネクロズマたそがれのたてがみGX)
  • ガブリアス+ルカリオ
  • カウンターデッキ
  • ロストマーチ

ひとまず列挙だけしてみたが、とにかく数が多い。

ここからタイプごと、特徴ごとにしぼって見ていこう。

タイプごとによるデッキの変化

最新弾で強化されるフェアリータイプ

ここから頭一つ抜き出る可能性が高いのは最新弾で強化されるフェアリータイプだ。特にサーナイトGXはもともとの性能の高さも合わせてさらに猛威を振るうだろう。

フェアリータイプに強い鋼タイプ

対するこれらのフェアリータイプに強い鋼タイプも層が厚い。

ジバコイルでエネルギー加速をしていくタイプ、メタグロスGX、ソルガレオGXがアタッカー、エネルギー加速を兼ねながら相手を高HPで圧倒していくタイプ、またタイプは違うが、アーゴヨンGXでねばりつつ、強力なウルトラビーストの鋼タイプをビーストリングで加速する形もある。

さらに究極のフェアリータイプメタとしてアローラダグトリオだ。0エネルギーでフェアリータイプに対して高ダメージ、さらに非GXのため、倒されたとしても取られるサイドは1枚だ。負けることはまずないだろう。

炎タイプはフェアリー、鋼と比べると見劣り

鋼タイプに強い炎タイプはフェアリー、鋼と比べると見劣りしてしまうが、ホウオウGX、マグカルゴGXともに高い性能を誇っている。

ただ、ホウオウGXはサポート、カキにエネルギー加速を頼っているので1ターン相手に渡してしまう弱点があり、最近注目されているゼラオラGX有する雷デッキに弱点を突かれてしまうため、かなり厳しいか。

炎タイプに強い水タイプは、強力なエネルギー加速、アクアパッチがあるが、アタッカーが乏しい。

ボルケニオン◇、ヌオーを使いながら、ラプラスGXで攻撃していくような形、グレイシアGXで相手を妨害しながら、ゲッコウガGXでダメージを補完していくような形があるが、高打点がでないので難しいだろう。

雷タイプは大幅な強化

雷タイプはピーピーマックスがなくなったとはいえ、ゼラオラGX、サンダーマウンテン◇、エレキパワーの大幅な強化を得た。

今後もよく見るデッキになるだろう。

雷タイプの弱点を突く闘タイプは逆に大幅な弱体化となってしまった。

ほぼすべてのデッキに入っていた、ストロングエネルギー、コルニの穴は埋めきれない。

カードパワーの高さで残りはするだろうが、全盛期のように一強とはいかないだろう。

ただ、もともとストロングエネルギーが入っていなかった、ナゲツケサルのデッキは環境に進化ポケモンのデッキが多いことから、これから増えることが予想される。要注意のポケモンだ。

草タイプ最新弾のジュカインGXに期待

草タイプはキーカードだった巨大植物の森が使えなくなってしまうのが痛いが、最新弾のジュカインGXに期待が高まっている。

また、少ないエネルギーで動くことができるグソクムシャGXを主軸とし、アセロラで耐久を高めた形、クワガノンのストロングチャージを使い、弱点のないカプ・ブルルGXで攻める形と、同じタイプだが戦い方が全く違う。

ドラゴンタイプはダブルドラゴンエネルギー使用不可

ドラゴンタイプはダブルドラゴンエネルギーが使えなくなってしまったことで、一部のドラゴンタイプ達、オンバーンGX等が環境から外れることになったが、ダブルドラゴンエネルギーを使わないデッキが際立ってきた。

Japan Champion Ship を独占したレックウザGX、ウルトラネクロズマGXなどだ。特徴として、両方ともポケモンだけに関してほとんどSMのカードだということだ。

ポケモンは弱体化の影響を受けていないと言っていいだろう。

悪タイプはゾロアークGXが高火力を出すことができなくなった

悪タイプはスカイフィールドがなくなったのでゾロアークGXが高火力を出すことができなくなってしまった。メインアタッカーはいないが、サブアタッカー、サポート要員として多くの他のデッキで見かけることになるだろう。SMはXYに比べ、ドローカードが少ない。

なので、他のカードを保持したまま手札を増やすことができるゾロアークGXのとりひきはほかのドロー特性にはない、唯一無二の特性だ。

また、SMで2種類出ているマニューラはどちらも特性を持ったポケモンに対して、1エネルギーで強いワザを持っている。

特性が多いこの環境でその真価を発揮してくるだろう。

別のタイプのポケモンたちが入るデッキ

他のデッキとして、多くの別のタイプのポケモンたちが入るデッキを2種類紹介する。

ガブリアス+ルカリオデッキ

SMのデザイナーズコンボ、ガブリアス+ルカリオデッキだ。ガブリアスはサポート、シロナを使うことで非GXながら、200ダメージを出すことができ、また、タイプがドラゴンタイプと闘タイプの2種類ある。

どちらの場合でもメリットがあるので、フカマルだけでガブリアスがどちらのタイプなのか判別できない。

カウンターエネルギーを使い様々な環境に対応

2つめはカウンターエネルギーを使い、多くのタイプのポケモンを入れながら、弱点を突くことで様々な環境に対応してくるデッキだ。

主にホワイトキュレムがメインアタッカーな場合が多く、非GXで固めてあるのでこちらの高HPのGXに対して戒めの祠でダメージを蓄積させてくる、厄介なデッキだ。

最後に

一通り触れてみたが、ほぼすべてのタイプに可能性があり、また挙げたポケモン同士で組まれることもある。まさに群雄割拠だ。

9月のレギュレーション更新まで残り1ヶ月、様々なデッキを試しながら備えたい。

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